さて14日、始めてファンドッグスの皆さんと犬達に合う日となった。
既にメールや電話のやりとりをしているだけにほとんど
何の不安もありませんでした。
諸星さんとシャドーは都合がつかなくて欠席でしたが、皆さんの顔を見る事もできまし
た。
増淵さんとペッパー、そして榊原さんとピノキイは、参加が決まってから毎週レッスン
に通っていたのでもう気楽なものです。
本当に時間が迫っているので、
練習はピンポイントに絞って、あとは皆さんと親睦を深
、楽しい時間を持てるようにと意思疎通をして始めてで最後の練習会は終了しました。
終わった頃にはすっかり日も暮れていました。
皆さんとっても楽しみにしていることがとっても嬉しく思いました。事務局も良い人ば
かりを集めてくれました。
しつけに対する意識も高く、フェアなトレーニングを追求し、分け隔てもなく、明るく
て最高です。犬達も何の不安もない明るくて最高のメンバー・・・まさにファンドッグ
スです。
今回は始めてのことで私自身も気負うところがあったのか、多少皆さんも気負いがあっ
たので、それを当日どれだけ取り除く事ができるか・・・そしてどのペアにも同じだけ、
平等にゲームに参加してほしい・・・それが私の努めるべきことなのだと再認識しまし
た。

さて、私とビンゴの練習もせねばっ・・・ということで
1.ミュージカルチェアの練習
これは、JKCの競技会で言えば
「速歩行進中の停座」に近いので、まったく問題ない。
確実で正確、そして
レスポンスよく振り向く事なく1声符でどんな状態からでもビンゴ
は座ってくれる。なので練習はまったくしなかった。
しかし、ひとつ気がかりなことが・・・それは女性が多いこのゲームの中で私が平常心
でゲームをできるかということだ・・・
私の心臓はノミの心臓ほどなのだ(笑)

2.ドギーダッシュの練習
これもいつも元気に呼び戻しに応えてくれるのでまったく練習をしなかった。ただボー
ダーのくせに
そんなに足は速くないので上位に入るのは厳しいかと思った。

3.テイクアンドドロップの練習
これをどうやって練習するのか・・・
とても悩んだ。結局目標物を決めて、それに向か
って前進する行動を強化することにした。目標物は始めはA3の紙で1〜2メートル程離
れたところから出発させてぬいぐるみを落とさせる練習をした。
ビンゴは10メートル程の前進(ビンゴだけが歩いて進む)は既にできていたが、何かを
持ったまま前進する強化はしていなかったので、ぬいぐるみを持って前進させると、完
璧にそれを
違う行動と弁別してしまい途端にできなくなる。なので距離を短くして1か
らのスタートとなった。
とにかく細かく細かくスケジュールを組んで、誉めて、トライ、誉めて、トライの繰り
返しだった。そして1週間後には10メートル離れたB5の紙の上にぬいぐるみを落とすこ
とができるようになった。ターゲットの1ドル紙幣のサイズまであと少しだ!ゲームの
ルールブックには、
誘惑物はおもちゃ等になっていたからこれだけできればなんとか楽
しめるはず!これ以上練習する時間もないしこれでよしとした。
※ダンバーはバックしながら移動することを教えるとよいと山中湖で話しをしたと後か
ら聞いた・・・なるほどそういう手があったか!と感心したがすでにコンペは終了して
いた(笑)
※誘惑物もおもちゃではなく、同サイズの紙だった為ビンゴは迷ってしまった。

4.犬とワルツの練習
これが最大の難関だ!以前よりフリースタイルダンスはやってみたいと思っていたが、
忙しさにかまけて何もしていなかった。
とりあえず私と
ビンゴのできるコマンドを書き出してみた。
そして、それを応用したりくっつければ新しいコマンドができて、踊っている感じにな
るなぁというものをピックアップした。
例えば、スピンとバックとヒールを合わせてみるとか、股くぐり歩きをバックですると
か、伏せで待たせて、遠隔でロールオーバーさせるとか、立ち歩きしながら私と背中あ
わせになるとか・・・そんなのだ。

まずは部屋の中でひとつづつを完璧になるまで練習せずに、
楽しい範囲で終える。そし
てまた別のものを同じように練習する。更に時間を離して、それを
組み合わせてみる
うまくいったらどんどん確実にできるようにしていく。でも絶対に完璧にしてはいけな
い・・・・なぜなら本番ではもっと広い場所でできなくてはいけないし、行動も大きく
しなくてはいけないからだ。だから楽しみは広場での練習にとっておく!
そんなことをしばらく繰り返し、いよいよ広場である程度つながったものを練習してみ
る。細分化したにもかかわらず少し躊躇するもうまくいく。
リズムや広がり感はまだつ
かめていないのでそれをこれから作っていくわけだ。

それとは別に
音楽の選択も同時進行で必要だった。そして構成・・・これは動きを平面
的に紙に書いて、CDを聞いては止め、聞いては止めながら作っていった。
私の隠れた才能・・・絶対音感が少しは役立ったかもしれない・・・しかしだからとい
ってリズムよく踊れる才能はないのである(笑)
そして、それぞれのパーツの完成度も高くなり、つなげて動くこともできてきたのでい
よいよ
音楽に合わせて練習をすることにする。といってもまずは30秒が目標だ。
CDラジカセを購入して広場で練習をする。恥ずかしいので始めは小さな音でやってみた
が、動き回っているとまったく聞こえないし、耳がその小さな音を拾ってしまい、ダン
スに集中できない・・・結局ボリュームいっぱいに音量をあげて練習・・・もう恥ずか
しいとかいってられないのだ!
はじめの30秒をうまく踊れるまでに
3日かかった。他の場所にいっても同じように踊れ
るまでに
2日かかった。しかしこれで少し自身がついた。これならいけるかも!
ところがこの時点で
あと1ヵ月しかなかったのである。妥協のできない性格が煩わしい。

ここからはもう根性なのだが、根性と反復練習で犬がよくなることはありえない。
よく訓練競技会で同じ練習を繰り返しやっている人がいるがまったくナンセンスである。
計画もなにもない練習は時に悪い方向に強化してしまい抜けだせなくなる。運よく耐性
のある犬がパートナーならば競技会でよい結果も残せるだろうが、それは運でしかなく
どの犬でも同じようにはいかない。私はそんな犬と飼い主を何組も見てきた・・・
ということなのでおしりはきまっているのでその中でできるかぎりの強化スケジュール
を組んで実行することにした。
私がやったことは最後の30秒を先に練習することだった。
次に中間部の1分を練習。
そしてその前後の30秒を練習。
最後に全部を組み合わせて3分間とする・・・そういう計画をたてた。

実際にそれでトライしたが、やはり不得意なパーツが出てきた。そうなればついそこ
ばかり練習しそうだが、私はそんなことはしない。無理だとおもえばすぐ簡単にできる
要素に置き換える。これはダンスに限らずすべてのトレーニングに言える事。
そして超最短時間で3分間の「犬とワルツ」は出来上がったのでした。実際に練習を開
始して1ヵ月半、そして完成したのはなんとリハーサルの前日のことでした(汗)
そしてビンゴと私の関係はこれまで以上に深まったことは言う間でもないことでした。

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