HAPPY THE FIRST〈楽しいが一番!うちのコ一番!〉K9 GAMEコンペティション
開催日 2007年5月13日(日)
場 所 さがみこピクニックランド 第四ドッグフィールド
主 催 犬のしつけ方教室アウラ 西田長明
協 力 ペットドッグトレーナー事務局
ほどよい曇り空、時折ふくそよ風が心地よい最高のコンディションの中、感動と興奮に満ちあふれたK9ゲームコンペテ
ィションは開催された。
ゲームは経験者やプロトレーナーによるスーパークラスと、仔犬と初心者によるパピー&ファンクラスに分かれて行われた。
パピー&ファンクラスは非常によく検討された特別ルールが適用され、不公平感や門の狭さを解消し、誰もが安全に安心し
て楽しめる会になった。


ゲームはタイトル通り、楽しむことに主眼をおいたゲーム展開。参加数は60組にのぼり、小学生や中学生のハンドラーも
多く見受けられ、車いすでの参加もあった。
また、股関節形成不全やヘルニア、白内障を患う参加犬もおり、共に楽しみ、大いに活躍し表彰台に登る姿も見られた。
これも企画段階でのスタッフによる綿密な打ち合わせが功を奏しているのであろう。
見てよし出てよしの、まさに家庭犬の為のゲームが1日楽しく繰り広げられた。
ゲームは9つのゲームすべてが行われた。
ミュージカルチェアは正確なヒールワークと確実でレスポンスの高い
停座によるマテが要求されるゲームであるが、減っていくイスをとる
為には、ハンドラーの健脚と度胸、そして相手との間合いをとるよう
にゆっくり、はやく、普通にと歩く速度を変える作戦も必要になって
くる。
決勝ラウンドではディストラクションタイム(イスをとれなかった
ハンドラーが他の犬に色々な刺激を与え誘惑する)もあり、優勝した
安部・カルロペアと塩田・ベリーペアの一番は大いに盛り上がった。

☆決勝ラウンドに進んだ16ペアがまさにコンマ1秒のゲームを繰り広
げた
それにしても、この迫力!砂埃のあがる中、一瞬にしてイスをゲット
するスピードには脱帽である。
ドギーダッシュは15mというやや短いコースで行われた。これによって大型犬はマックススピードに達するころにゴー
ルとなるため小型犬でも十分勝算のあるコース設定となっていた。実際にタイムを見てもトイ・プードルとボーダーコリ
ーでもほとんど差がなかった。勝敗の決め手はゴールでの素早い対面での停座にあったようだ。その為見ているほうも終
始目が離せない白熱したゲームが続いた。決勝ラウンドでは、パピー&ファンクラスから勝ち上がってきた村野・海老蔵
ペアと大野・ミーシャペアが2位、3位と健闘した。



ディスタンスキャッチは犬とハンドラーのコンビネーションが要求されるゲームである。ボール等をダイレクトキャッ
チする距離を競うのだが、プラスティックのフライングディスクは使用できない。その為、それぞれが作戦を練り、練習
を重ねていることがよくわかった。
決勝ラウンドは2回のトライの合算となるため確実性も要求される。そして距離と確実性においてダントツで優勝を飾っ
たのが鈴木・球子ペアであった。
コングレトリーブはコート内にばらまかれた沢山のコングとぬいぐるみを1分以内にどれだけ回収できるかというゲー
ム。呼び戻しは勿論、「持つ」「離す」という動作を確実に行わなければいけない。さらにスーパークラスでは、ぬいぐ
るみだけではポイントにならず、コングを回収しなければならないため、ハンドラーの指示によって回収するものを区別
しなくてはならない。


この非常に高度なトレーニングを要するゲームになんとM・ダックスのゴエモンが2位、ViViが3位に入った。レトリバー
顔負けの活躍に会場は盛り上がった。
テイク&ドロップは任意のものを犬に持たせてコート内に置かれたマットの上に落とすという上級者向けのゲームだが、
パピー&ファンクラスのルールはハンドラーも一緒に移動することが可能なため、参加者が多いゲームとなった。
とはいえ、犬が持って歩くことと、マットの上で正確に落とすことはとても難易度の高いトレーニングスキルを要する。
まるでUFOキャッチャーのようなハンドリングが必要となるのだが、参加者のほとんどがマットの上に正確に落とすこと
ができ、落とすまでのタイムによって勝敗を分けた。
優勝は俊足が生きたE・ポインターのチェスと仁保島ペア。
2位には小さなパヒヨンのこぶたと渋谷ペア、そして小学生ハンドラーの奥澤・はなペアが堂々3位に入った。
スーパークラスはオフィシャルルール通りで行われたが、なんとマットまでの距離0m、つまりマットの真上に落とすとい
う快挙を、しかもわずか10秒で決めた増淵・ペッパーペアが優勝を飾った。これは昨年のジャパンK9ゲームでの優勝記録
を大きく塗替えた記録であり、今後の活躍が楽しみである。
コンペでありながら、まったりとした気持ちのよい時間が流れている。だからといって結果が平凡なわけではなく、非常に
高いレベルのゲームが行われている。
午後からは3つのリレーゲームと犬とワルツが行われた。
各対戦はまずタイムで勝ち上がりを決め、勝ち上がった4組
がトーナメント方式により順位を決めた。
リコールリレーは4頭をそれぞれのハンドラーが順に呼び戻していくゲームだが、呼び戻すスピードはそれほど大きな要
素ではなく、呼び戻したあとに座らせて犬の頭に手を置く動作や、最後に全員でフセをすること等の細かなチーム内でのや
りとりが大切なゲームである。言い換えれば、こうしたことを練習の中でおこなうことで親睦もふかまり、犬の社会性も高
まるわけで、チームを作ってゲームでよい結果を得るには犬だけではなく人間の資質や社会性も必要とされるからとても面
白い。


結果は昨年のジャパンK9ゲーム準優勝チームのメンバーで作られたチームプレストが優勝した。2位にはパヒー&ファンク
ラスから勝ち上がったチーム海が入った。
ジョーパップリレーはいってみれば芸達者ゲームだ。しかしこれは犬の能力ではなく、シェーピング等によって犬の行動
を起こさせるハンドラーの技術が必要とされるものである。そのことに気がつかないでいると上達はしないから気をつけた
いところだ。
今回はアウラオリジナルルールとして4ペアがそれぞれの課題(コマンド)をクリアしていくルールで行われた。
さらにパヒー&ファンクラスはあらかじめ課題が決められており、チーム内で練習もできたため、チームの結束も高まった
のではないか。結果はチームプレストが優勝、2位にはSMILE DOGSTAR’Sが入った。

ワンワンリレーは、まさに犬でなくてはできないゲーム。4ペアがそれぞれ3回づつ(パピー&ファンは2回)吠えさせて
いくゲームだ。
吠えるのならうちのコはうるさいくらい吠えるという飼い主もいるだろうが、ハンドラーの意図する時に吠えさせるとなる
と途端に難しくなる。さらに吠える数は限定されているから静かにさせることも要求される。単にやかましく吠えている犬
にはとてもできないゲームだ。
そして、リズムよく確実に吠えさせて優勝を飾ったのはチームメイだった。彼らは災害救助犬のメンバーであり、被災者の
居場所を特定し吠えて知らせるトレーニングを行っている。実にすばらしいチームワークとハンドリングであった。2位に
はWANWAN GIRLSが入った。


最後は
犬とワルツであったが、参加者がなんと2ペアであった。どうしても日本人には馴染みが薄いゲームであるが、欧米で
は非常に盛んに行われているもので、ヒールワークツーミュージック、フリースタイルダンスというカテゴリーも確立され
ている。K9 GAMEでは高いレベルでのワルツも必要だが、楽しいエンタテイメントとしてのワルツに期待したい。
パピー&ファンクラスでは古田・ちいペアがほのぼのとしたワルツを披露して、会場に一時の安らぎを与えた。スーパーク
ラスからは千田・ミントペアが高いスキルをそつなくこなし、犬と楽しむ本質を表現した。
すべてのゲームを予定とおり終え、各ゲーム入賞者に賞状と副賞が贈られた。そしてその後、9つの特別賞が発表され、副賞
が贈られた。9つの特別賞は
結果だけではなく、K9ゲームにおいて輝いたペアを表彰するもので、それぞれの賞は非常によく
配慮された内容の賞である。これを贈られたハンドラーは入賞よりも誇らしいのではないか。




主催者よりの後記
終わってみれば、これだけ沢山の参加者で賑わったゲームは予定時間をわずか15分超えただけで終了しました。
そして何の苦情も問題もなく、だれの顔からも笑みがこぼれていました。
これは、このゲームを支えたスタッフの大きな力があったからに他なりません。今回企画段階から参加頂いたファンドッグ
スの皆さん、そして原さん、水野さん、安部さんに心よりお礼申し上げます。また相模湖ピクニックランドの支配人さんにも
細かなことにまで配慮いただき深く感謝しております。ペットドッグトレーニングセミナー事務局からは大切な備品の貸し出
しやニュートロのトリーツの提供を頂き深く感謝しております。
そして、いつも影で私を支えてくれる妻に深く感謝しております。
最後に、愛するアールと、ビンゴに感謝します。
またやるぞぉ〜っ!
入賞者の詳細は次のページに記載 入賞者一覧