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ルービヒ・グドマン

お天気いいですねぇ
気温は低いですが日差しがしっかりしています。
桜の開花も発表されましたよ、春ですねぇ
アウラの桜の老木はまだつぼみですが例年、1週間おくれで開花です。
そこから1週間で満開ですから、4月7日が満開の予定です。
ということで4月7日土曜日にお花見BBQを開催しようと思います。
詳細は別途お知らせいたします。

さて、アウラには一般のしつけ教室にないものがたくさんあります。
また以前はあったけどなくしたものもたくさんあります。
それから、できないこともたくさんあります。
いちばん大きななくしたものは、それはもちろんアールとビンゴです。そしてその育んだ時間です。
もう取り戻すことはできません。
いくらそれを望んでも、私がどんなに力があっても不可能
でも私はそのなくしたものを取り返したいと無意識の中で願っていることがあります。
けれどそれ以上に、今できることをやるのみだという感覚が強くあります。
そうしなければ悲しみの中に落ち込んでしまうばかりです。
だからこそこうして今があります。

昨日のパラレンピック
スノーボードのバンクドスラロームで成田緑夢選手が見事金メダルに輝きました。
2013年、トランポリンの事故でそれまで目指してきたオリンピックを諦めなくてはならなくなった。
そこから彼は独立独歩、片っぱしから自分のできる競技を探し、スポンサー契約をとり、再び元のスノーボードの世界に戻ってきた。
自らの意志で自らの道を切り開いてきた彼。そのインタビューでの屈託のない笑顔としっかりとした言葉が印象的でした。
そんな彼が大切にしている言葉が
パラレンピックの父と呼ばれる医師、ルービヒ・グドマンの「失ったものを数えるな。あるものを最大限に生かせ」
なんということか、
私はその言葉にアールとビンゴとの別れからの3年間を一気にワープしてしまった感覚におそわれました。
悲しみを数えることはなんの発展性もない
わかっているけど数えている自分
それはたぶんとても弱い自分です。
それでも私は前を向いてチャレンジングにやってきましたが、それもどこかでアールとビンゴとの時間の延長線上に乗せていたように思う。そんな気持ちを持っていては新しい命は迎えられない。
私は新しい命を迎えるでしょう。
そしてアールとビンゴと歩んだ道を逆戻りするのではなく、その側に新たなレールを敷いて再びゼロからスタートを切ります。
アールとビンゴと歩んできた道と並走し、ときに遅れ、ときに追い抜きながら進んでいく。
アールとビンゴを忘れたりすることは決してありません。でもなくしたものをカウントもしない。
彼らは永遠のマスターとして私と私の新しいパートナーとの道を見守ってくれる大切な存在・・・もちろん今もそうだ。
あとは出会いがあるのみです。

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