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UNOの良さってなんだろう

お天気下り坂ですね。お出かけ、防寒しっかりとですね。
さて、昨日はお休みをいただき、UNOと鎌倉ハイキングにいってまいりました。
若いころはいろんなところに出かけたものです。でもさすがにこの歳になってくるとあそこにいきたい、これを食べたいというのは減ってしまいますね。
ただ、UNOが来たことで再びなにかをしたいという気持ちが高まっている私です。
で、UNOくんを日曜日のレッスンの時に小さなクレートに入れる経験をしました。いままでの大きなクレートはちょっとした事件があってから一時期入ることを拒否するようになりました。
その後トレーニングによって入るようにはなったもののストレスかかっているなぁというのが見え見えです。
そこで、新しいものを購入することとしましたが、その前に、今ある小さなクレートに入ればもしかすると・・・・
と考え方を180度変換してトライしてみました。
するとどうでしょうか、UNOくんすんなり入って静かにしています。

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サイズ的には立ち上がることは不可能ですが中でかろうじて展開できる大きさです。すこしまるまっていれば寝れます。
長時間は無理ですが2時間程度ならいけそうであることをレッスン中にトライすることで確認できました。
で、鎌倉にはこのクレートに入れて電車でいくこととしました。
実はこのクレート、2ヶ月半の時にUNOを入れて電車で鎌倉にいったことがあるのです。
したがってこのサイズに入れば電車移動が可能ということなのです。
ただ、重さ的に持ち上げて移動は大変なのでクレートをキャリーカートに積んで電車に乗せることとしました。
キャリーカートも改札を通れる幅ですし、平日のすこし遅めの朝であれば他のお客さんに迷惑をかけることもありません。
駅の改札前でUNOをクレートに入れてクレートをカートに乗せて改札をスルー、エレベーター利用でホームに!
小田急線と江ノ電を使って鎌倉へトータル2時間弱の電車の旅です。
UNOくん以前の旅を覚えていたかどうかはわかりませんが、静かに寝ていました。
駅についたら荷物の一時預かり所にカートとクレートを預けていざハイキングへ!
登る前に素敵なイタリア料理のお店でランチして、小山をぐるっと一周、半分くらいはトレイルランニング、頂上でいただいたチョコレート、UNOもいただいたヒマラヤチーズで一息、気持ちのいい風の吹く中で軽く昼寝。
おりてから鎌倉のあの賑やかな小道を歩いて駅に戻り再び電車で帰宅。本当にシンプルな小さな旅でした。

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2ヶ月半のころに出かけた鎌倉は、会う人会う人にかわいいかわいいと言われ、触られ話しかけられ、あの短い小道を通り過ぎるのに何時間もかかったのを覚えています。
あの頃は社会化がテーマの旅でしたからあれでよかったのですが、今回はそれがどれだけ身になっているかを確認できる旅でもありました。
UNO君、強烈な人混みの中、あたりを気にすることなく私に寄り添って歩きます。
普通ならあの人混みを犬が歩いていれば邪魔にもなるでしょうし、犬も踏まれたりぶつかったりで危険なこともあるでしょう。
でもリードをたるませた状態で私に寄り添って歩くUNOにはそれはありません。
よっぱらいのおじさんにさえ愛想よく対応し、かわいいの声にもさりげなく鼻を差し出します。すこし触れ合ったらじゃあねっと自分から去っていきます。
以前はかわいいと声をかけられることが多かったですが、今回はそれに加えて「きれい」「かっこいい」が圧倒的に増えました。なんていう犬種ですか・・・はやっぱり多かったですがね。
で、それはそれで素晴らしかったのですが、もっとすばらしいことがありました。
それは下山してすぐの鎌倉宮の近くで、たまたま前からあしどりのおぼつかないおばぁちゃんを介護の女性がサポートして歩いてきました。その後ろには両杖であるくおじいちゃん、その後ろには車椅子に乗った女性とサポートの女性・・・
私はUNOをすわらせ道を譲るように立ち止まりました。
そうするとおばぁちゃんのサポートの女性が「なんていいこなの・・・」と声をかけてきました。
UNOはやさしく鼻を差し出します。自然に女性は手を伸ばし満面の笑顔でかえしてくれます。そしておばあちゃんにもその笑顔が伝わります。
それに気づいた女性はそのおばあちゃんに「〇〇さん犬、大丈夫な人?・・・」と聞きます。
おばぁちゃんは声はあまり出ないようでしたが、その笑顔はもうオッケーの合図です。
UNOをそっと差し出すとおばあちゃんは手を差し出しUNOを撫でます。
おばあちゃんの笑顔がさらに広がり、まるで少女のような表情です。
サポートの女性は驚いたような顔、そして私に笑顔!
私もまさかこんなにもおばあちゃんが喜んでくれるとは思ってもおらず、なんというか深い感動に包まれました。
でもそれでは終わりません。
杖のおじいちゃんはちょっと痴呆があるようで動きが微妙なのでUNOはスルー
そして車椅子の女性のところにいきます。
そちらのサポートの女性も先ほどの様子をみているのでもう笑顔で迎えてくれます。
車椅子のおばあちゃんは沈んだ顔・・・UNOはすっと足元にいき、そのおばあちゃんの右手をなめます。
おばあちゃんは一瞬、手を引きますが、すぐに戻してUNOに差し出します。
実はその右手はもうありませんでした。赤い靴下のようなもので覆われてはいますが手首から先はありません。
UNOはそれがわかったのです。そしてそれをやさしくなめたのです。それに気がついたおばあちゃんは一瞬たじろぐもののすぐにその手でUNOを触ったのです。
もう涙がこぼれるくらいの感動です。
サポートの女性もこんなことがあるんだなぁというような驚きの顔・・・
軽い気持ちででかけた鎌倉ハイキングがこんなにも素敵な出会いになるとは思いもしませんでした。
かわいい、きれい、かっこいい・・・・いいえ、UNOの一番の良さはこの優しい気持ちです。
それを改めて知ることのできた素敵な時間でした。
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