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血統書名

雨がやんでいいお天気です。でも風が強そうですね。
さて、ウノのことですが、ウノはJKCジャパンケネルクラブの血統書登録をしています。
純血種であれば基本的に血統書はついていますが、案外名義変更される方は少ないものです。
血統書には犬の名前、この場合はコールネームではなく血統書名になりますが、それがまず上部中央に示されています。
ウノの場合は
YUSHA JP’S BACK TO BASIC UNOです。
はじめのYUSHAはブリーダーさんの屋号からきます。
JP’Sは日本の血統書であることを示します。
そしてそのあとの部分は自由につけることができます。
自由といっても犬名(英字)は犬舎名と合わせて35文字までとなります。
CHなどの称号、特殊記号(!*など)、ローマ数字(Ⅰ、Ⅱ〜)等は、犬名の中に使用できません。
これらのことを踏まえてあらかじめブリーダーさんにこの名前にしてくださいと告げておけばウノのように自分の思いなどを名前に入れ込むことができます。
ウノの場合は「原点に戻ろうぜウノっ」「ウノと初心に戻ろうぜ」そんな思いです。
私はアールとビンゴというかけがえのないパートナーを6ヶ月の間に連続してなくしました。
そこから3年以上の間、犬を迎えることができませんでした。
その悲しみや痛みは今も変わらずあります。
その間も私はずっと仕事を続けてきました。
犬のいないトレーナーなんておかしいことですし、何を伝えるべきかほんとうに苦しい時間でもありました。
はじめてブリーダーさんで見たウノはボーダーコリーとしては頼りないくらいおっとりした子でした。
しかし私はもう心に決めていました。
犬の性能が人と犬の関わりを示すには足りない。
むしろそうではない犬と人であったとしても関わりは示せるし結果も出せるのだと伝えたい。
性能の高い、訓練性の高い犬で結果を出すことは容易いし、気持ちのいいことかもしれません。
それはそれで良いことでしょうが私には不釣り合いです。
私自身も性能は高くありませんから・・・・
そんなウノを迎えるにあたり、私は初心に戻れるのだと、初心に戻る必要があるのだと強く感じたのです。
アールやビンゴはすばらしいパートナーですし高い結果を残しましたから、そのあとを引き継ぐなんて気持ちで迎えたら、とてもじゃないけどウノは育たなかったでしょう。
今、コロナの影響を受けて、再びその気持ちが生活全体に必要なのだと感じています。
私は決して心が美しくもないし、人間的にできたものではありません。
行動も好ましくないところが多いでしょう。ただすべきところばかりかもしれません。
そんな私が好きな言葉
ちょっと記しておきます。
宮沢賢治
雨にも負けず

雨にも負けず 風にも負けず
雪にも 夏の暑さにも負けぬ 丈夫な体を持ち
欲はなく
決して怒らず
いつも静かに笑っている
一日に 玄米4合と 味噌と少しの野菜を食べ
あらゆることを
自分を勘定に入れずに よく見聞きし 分かり
そして忘れず
野原の松の林の陰の小さな茅葺き小屋にいて
東に病気の子どもあれば 行って 看病してやり
西に疲れた母あれば 行って その稲の束を負い
南に死にそうな人あれば 行って 怖がらなくてもいいと言い
北に喧嘩や 訴訟があれば つまらないからやめろと言い
日照りの時は 涙を流し
寒さの夏は おろおろ歩き
みんなにデクノボーと呼ばれ
ほめられもせず 苦にもされず
そういうものに わたしはなりたい

もしかすると今、そんな生活と気持ちと行動を共有せねばならないのかもしれない。

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