犬の歯
犬の歯はそれほど強くはないので硬いものをかじらせないでください・・・・そう生徒さん達には伝え続けてうん十年
鹿のツノ、蹄などはもってのほか、事実それで歯を掛けさせる事例は後を絶ちません。
もちろんすべての犬がそうなるわけではなく、個体差はありますが、あえて地雷を踏みにいく必要はありませんね。
で、ウノくん年末にかけました・・・・
えっ、すみません、いっている自分の犬がかけてしまいました。
何で?
ペットボトルの飲み口を潰してて・・・
犬の歯は強くない
ウノは空のペットボトルが大好きです。
蓋つきのままあげると、蓋とネックに残ったリングを瞬く間にとって分別し、本体はぺっちゃんこにしてくれます。
はじめのうちはこちらもおもしろがってやっていたのですが、あるとき、けっこう血が付いていて、飲み口の硬さに気がついたのです。
それいらいほとんどあげていなかったのですが、年末のバタバタで遊んであげれない中、ついあげてしまったのです。
かけたのは、左上の後臼歯の側面です。
ほんのすこしだったので露髄はしていなかったのですが、薄皮一枚と言う感じで歯髄がピンク色に助けています。
ひとまずホームドクターのひとつに受診しましたが、やはり通常の獣医さんでは処置できないとのこと。
それで歯の専門医を探すこととしました。
昨今は歯石除去を謳い文句にした歯の専門医的な表現が多くみられますが、それらの大半はコマーシャルであって本筋ではありません。
ホームページだけだとなかなか判断が難しいですが、よくよく調べればすぐにわかります。
それで私は2つの専門家に受診することとしました。
正しい知識の元に
ひとつは、最先端治療の獣医
もうひとつは獣医ですが歯の治療しかしない本当の専門家
詳しいことはまた別で記しますが、どちらも理にかなっていて、エビデンスもロジックもしっかりしており、なんといっても情熱を強く感じました。
で、私は自分の知識の薄さ、無知さに強い反省をすることとなります。
知らないということはこういうことだったのだ・・・・まさにアウラで私がレッスンでお伝えしていることと同じです。
ネットの情報だけではなんの役にも立たないどころか、間違った方向に犬を導いてしまう・・・・
私もまたウノの歯に関してその方向を見誤っていました。
- 基本的な歯磨きの方法と必要性
- 歯石取りの意味と方法
- 歯周病の進行速度の速さとリスク
- 手術方法と技術
様々なことを学ぶこととなりました。
そして一昨日、ウノは手術をしました。
麻酔下での歯石除去も含めて3時間半
その一部始終を私は隣のクリーンルームから見続けました。
その様子は肉眼ですぐそばで見れるため、先生のテクニック、情熱、センス、様々なことを直に感じ取ることができました。
私はひとり感動していました。
そして、この先生の努力を無駄にしてはいけないと強く思いました。
また長丁場の手術に耐えたウノにもっと賢い飼い主になることを誓いました。
ネットや広告に惑わされない
ライブはネットでは絶対に得られない何かを掴めます。これはトレーニングでもなんでもそうだと思うのですが、それをまさに自分が体験した1日でした。