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使えるレーダーサポート

犬の不思議な力

毎日沢山の犬達で賑わうアウラです
そんな中で、3頭での合同レッスンがありました。
トイプードル、ボーダーコリー、バーニーズマウンテンドックの3頭です。
なんとも大きさが極端に違います。世間でいえば住み分けされてしまう3頭です。
ですがアウラではみんな同じ土俵です。
そんな中でちゃんと飼い主さんに集中できる術と犬同士で過ごせる術の両方を身につけていきます。
もちろんノーリードです。
ではなぜそうしたことができるのか?
それは鳥をみていればわかります。
鳥はものすごく速い速度で飛びます。
レールのない、道の無い空を自由に飛びます。
一羽で飛ぶときもあれば群れで飛ぶときもあります。
群れでとんでいる姿をみるとまるでレーダーサポートで距離をとっている車のように一定の感覚で飛んでいます。
それは車のやっちぇえなんとかの使えない車間を一定にする装置よりはるかに精度が高いし、前後左右だけでなく3次元で距離をとります。
さらに鳥はその速度から一気に細い枝にとまる事ができます。
衝突防止装置の搭載された車なら時速はかなり低い速度でしか対応できませんが鳥はそうではありません。
道路の真ん中でなにやらついばんでいるカラスは私たちが車で何十キロという速度で近づいていってもなかなか飛び立ちません。あっ、ぶつかるよぉ〜っとおもった瞬間には軽々ととんでいなくなります。
ではなぜ鳥達はぶつからないのでしょうか?
例えば沢山で飛んでいるときにには指揮をとるリーダーのような鳥は存在しませんし言葉でコミュニケーションをとっている訳でもありません。
実は、それぞれの鳥達が経験の中で、状況判断をしていくつかのルールを守っているからだといいます。
その大きなルールはまず、ある距離よりも近くに他の鳥が来ないように飛ぶということです。
この感覚がなければとうぜんぶつかってしまいます。自由に飛んでいるようでもそうではないのですね。
そして最も近い鳥までの距離を一定に保とうとする感覚が備わっています。
これは危機回避だけでなく自分が飛ぶために必要な距離でもあります。
そして一定距離にいる鳥と並行して飛ぶという感覚です。
ただそれだけでは解明できない不思議な何かはあるのでしょうが、それを置いても鳥達はちゃんとしたルールと経験によって自由に空を飛んでいるのですね。
一方でバードストライクといってジェット機のエンジンに突っ込んでしまったり、窓ガラスにぶつかってしまう鳥もいます。じつはこうした人工的なものは鳥とおなじルールを持たないし経験値がないからなのです。
それはそうですよね、人工物ですから自分からは動かないし、動いたとしても相手との距離はとれません。
ですからぶつかってしまうのですね。
このことは犬同士にもいえるのです。
子犬の頃からオフリードで遊んだ犬達はルールを持っています。
パピーパーティーを見ているとそのルールのはじめの一歩がよく見えます。
もちろんたった一回でできるわけもなくその後も何度も繰り返しで経験していくことが必要ですが、とにかくそうやって犬はぶつからないルールを学んでいきます。
アウラの犬達は基本オフリードで遊ぶ事から学んでいますのでそのルールができています。
けれどそうではない犬は違います。
相手との距離がとれないし、一定のリズムでも動けません。だからドッグランは危険なのです。
で、このことは人にも言えるのです。たまに人にぶつかる犬がいます。これは人がそういう感覚が弱かったり、ぼやっと立っているとぶつかられるのです。
それと人と犬が一緒に歩く時も同じです。
お互いが距離感を学ばないとうまくあるけないのです。
私はこれを「リズム」と呼んでいます。
フリースタイルだけでなく生活の中にある「リズム」は呼吸を整えるし気持ちのよいものです。
それをものにできたペアはすばらしく美しいのです。まるで鳥達がなかよく飛び交っているかのように♪
私とビンゴはそうやって飛び交っていました♪
そうなるにはたくさんの経験が必要ですが、やってみる価値はあると思いませんか?
ぜひアウラでそんなレッスンを経験してみてください。使えるレーダーサポートでお持ちしております。

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