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手作り食

ひさしぶりに家に戻ったUNOと私です。
31日に我が家に来て、4日にはレッスン場でのお泊まりがはじまったので、UNOにとっては2つの家があるようなものです。
それでも自宅はなんだか特別な感覚があるようで、のんびりと過ごしています。レッスン場でもゆったりしていますがどこかでお仕事モードが入るんですかね。不思議です。
さて、UNOは現在、ドッグフードから手作り食に移行中です。
移行中というのはちょっと違いますね。すでに完全手作りなのですが、いぜんにも書きましたように経口寛容をベースに素材を食べることをしています。
動物性タンパク質、植物性たんぱく質、穀類、油脂、果物や野菜・・・・これらをひとつひとつ与えていきます。
そうして、自分以外の異物を摂取していきていくことを記憶させます。この記憶がうまくできないと、自分の細胞を攻撃して食べてしまおうとする・・・・つまりアレルギーを発症させてしまいます。
ドッグフードはその危険性を備えています。複雑に混ぜ物をからませて超加熱して添加物と保存料をてんこもりにしたものがドッグフードです。
便利で保存性が高く、どこでも買えるので多くの方がそれを使っています。これはこれで大きなメリットがあるので良質なドッグフードなら使う価値は大です。ただ、これが現在、過去にないくらい多くの犬がアレルギーになる素因になっていることは業界では周知の事実。でもそれを公言はしません。そんなことしたら犬界の流通、経済が崩壊しちゃいますからね。ワクチンと同じです。むしろアレルギーが増えることで業界は潤っているわけですから・・・アレルギーになればそれにそったドッグフードが売れるし、それを獣医師が販売して儲けるのです・・・恐ろしいことです。
さて、UNOは2種類の動物性たんぱく質をクリアしました。


まだ乳歯なので細かくして加熱した肉ですが、永久歯がはえてきた頃には塊肉で非加熱に移行します。
乳歯ある理由はここにもあるのです。乳歯ではまだ自分で狩をして肉を食いちぎることはできませんからね。基本、親から分け与えられる状態にあるのです。植物性たんぱく質はひきわり納豆をクリアしました。UNOはこれが大好きです。
オイルはまだ亜麻仁油つまりフラックスシードオイルのみですが、これがいまいちです。お腹がゆるくなりますので少量づつです。
よく、ドッグフードに良質のオイルを配合・・・・とありますが、こうしたUNOの反応をみればそれがどれほど適当かは一目瞭然です。
もし適切に配合されていれば多くの子犬は下痢になるでしょう。オイルは子犬にとってかなり刺激の強い素材なのです。
穀類はさつまいもをトライしました。こちらも食物繊維が豊富なので多く与えるとお腹がゆるくなります。しかし糖質が豊富なのでエネルギー源として今後活用できるようにしておきたいところです。
野生の肉食動物には穀類は不要・・・というか食べる機会はほぼありません。
ですが、犬たちははるか1万7000年前に人と暮らし始めた時から穀類を食べる機会が与えられました。
古い遺跡跡からも犬の墓には穀類が供えられた後が発見されています。
昨今の日本のドッグフードは穀類不使用が流行りですが、実はそれを続けると肝機能に影響したり、太れなかったりします。
そう、今の犬達の生活スタイルではエネルギーが枯渇してしまうので、自己のタンパク源・・・つまり体の筋肉からエネルギーを作り出さなくてはならないのです。とくに内臓の筋肉からエネルギーが供給されると内臓の機能低下がはじまり、免疫機能が低下します。結果としてアレルギーになったりするわけです。
ただし、犬の消化システムはいまだに肉食動物そのものです。酵素にしても穀類や野菜をそのまま与えては逆に消化不良をおこしてしまい、そこから機能低下がはじまります。
与え方や量は必ず犬に沿ったものでなくてはなりません。
そのためにも、子犬の頃からそれをすこしづつトライしていく必要があるのです。
UNOはさつまいもは好きなようですが、まだ内臓がなれていないので与えすぎるとうんちがゆるくなります。
固形ではなくしっかり加熱して水でといたスープのような状態がよさそうです。
あとは、カルシウムの補給も忘れてはなりません。
U本来は生の骨から吸収すればいいのですが、昨今の犬たちはそれになれておらず、はじめからそれは難しいものです。
そのため私は卵の殻をパウダー状にしたものを使っています。
安全で使いやすく吸収率も高い、そして必要以上のものは体外に排泄されるので、うんちの状態でその必要量も確認しやすいです。
子犬はすくなくとも成犬の2倍のカルシウムが必要といわれますが、あまりそこに意識しなくても大丈夫です。
そもそもがドッグフードにふくまれるカルシウムなんて合成されたものでしかありませんから、量も大事ですがいかに良質なカルシウムを与えるかに意識をもったほうが自然でしょう。

野生の動物に肥満の動物はいません。
むしろ痩せているほうが多いでしょう。
野生の動物にアレルギーや人間と同じような病気はありません。
しかし犬は肥満の犬が多く、人と同じ病気で苦しんでいます。
なぜ?
医食同源という言葉があるように食は命の源であり、それが不適切だと病気のリスクが高まる可能性を持っています。
もちろん食だけがそうではなく、生活そのものにストレスがあったり、なんらかの理由で体にメスを入れることでスイッチを入れてしまうこともあるでしょう。
食によってすべてを管理し守ることは無理です。
しかしながらリスクを減らすことは可能です。
手作り食を適切に行えばリスクは減らせますし、なんといっても食べ心地、作り心地はドッグフードの数百倍、数千倍でしょう。
UNOは私が肉をほぐしている間、足元で静かに待っています。私の顔、手の動き、ありとあらゆる私の姿をよく見ています。
そしてごはんを差し出すと、大喜びで食べます。もちろんおあずけなどしません。
できたてを食べる・・・・こんな幸せをなぜ、無意味なおあずけの儀式で消し去らなくてはならないか・・・・
すくなくともお祈りの時間がないのなら私は犬にはできたてをすぐに与えたいと思っています。
UNOが素材を食べる姿をよく観察します。
何から食べるのか、何が食べやすいのか、どんな速度で食べるのか、食べた後の顔つきは・・・
それらが単なる栄養素の集積ではなく、愛情の受け渡しであること・・・
そう、ドッグフードには絶対に書けないこと
「食は愛情の受け渡し」
それが手作り食の最大の魅力です。
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