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朝散歩

涼しい朝ですね。
UNOは毎日元気です。
生活のパターンも安定してきて、自分の居場所や時間の使い方がわかってきました。
そして、だれに甘えればいいのか、だれを頼ればいいのかもよくわかっています。
まだトレーニングはしていませんが、物分かりも良い子です。
UNOの朝散歩を通して、すこしだけ子犬のtraining Tipsを加えて見たいと思います。

朝、私が起きると近寄ってきます。そして甘えモードになります。
私はこの時間が大好きですし大切にしています。
数日前まではうれしくておしっこが出てましたが今日は大丈夫でした。
夜間のトイレも減ってきて膀胱も発達しているのがわかります。
ほんの数分ですが甘える中でスキンシップをとります。体のすみずみをやさしくさわり、問題がないかもチェックします。
私が立ち上がるとすぐにトイレシーツにいっておしっこをします。
散歩したくをして1時間ほど散歩です。
今は駅前散歩が中心です。
アスファルトを歩くのが下手でしたがもうすっかり慣れました。
アテンションをとって歩くことが大好きなので、おのずと引っ張りません。
半分くらいは私の顔を見ながら歩き、半分くらいはいろんなものを見て歩きます。
ロングリーシュを使うことも多いのですが、昨日、パラコードで2mのリーシュを作ったので今日はそれで歩いて見ました。
私は子犬の頃は金具を使わないので、カラーもリーシュも単なる紐でできています。
カラーは頭の大きさよりちょっと大きめに作っているので、成長して頭が大きくなってきたらその成長に合わせて作り変えます。
そしてその初めてのカラーはお役目終了ですが、後々記念に残ります。
道を歩いているとたくさんの人から声をかけられます。
私の住んでいる玉川学園は学生が多く、朝は学生からも声がけが多いです。
もう人に対する社会化は問題ないので、今はスルーして歩けることをやっています。
かわいいっの声にまだまだ振り向くウノですが・・・・
拾い食いはまったく皆無です。
時々、枝や葉っぱを拾いますが、そのままにしておけばすぐに捨てます。
これはとても大事な作法です。
多くの方が拾っても安全なこうした自然物を取り上げようと、無理やり口から出させます。
その結果、その拾ったもののバリューが上がってしまい、次から取り上げられ流前に食べてしまうことにつながります。
自然物であればおおらかに見守ればよいのです。
そして犬が自分にとって不要と感じれば自ら出します。そこをおおいに褒めてあげればよいのです。
それによって何を意識すればよいのかというプライオリティが自分のほうに向きます。
で、タバコの吸い殻とか、人工物や危険なものを拾いそうな時は、あらかじめNRM(ノーリウォードマーカー)によって注意喚起して、その行動をしなければ褒めれば良いのです。これでまた自分が犬にとってのプライオリティが高くなるわけです。
それでも不意に拾ってしまったタバコの吸い殻などは、コマンドで放させることになりますが、それは、その時できることではありませんので、あらかじめ遊びの中でそのコマンドを教えておくと良いですね。
ウノの場合はレトリーブの際に、ゴー、テイク、カム、オフというコマンドを80パーセントくらい理解しています。
始める合図がGo!
掴む、くわえる、持ち上げるがtake
戻ってくることが、Come
持っているものを放すことがoff
コマンドはこれに限らずなんでもかまいませんね。日本語でも英語でもラテン語でも、擬音でもかまいません。
そうすれば、拾って欲しくないものを拾った時にoffっと言えば放してくれます。
今日のウノはタバコの吸い殻とコンビニのゴミ袋を拾いましたがoffですぐに放しました。
自宅から駅までは徒歩で5〜10分ほどです。その間には車道を歩くこともあります。ボーダーコリーは車追いが唯一の問題行動と私は定義づけています。
これが出始めるのも社会化期以降ですので、十分注意をしながら歩きます。
はじめから大きな音のする車や大きなバス、スピードのあるオートバイや自転車の近くを通ると、反射的に追ってしまい、追うことで相手が逃げてしまう(単に過ぎ去っていくのですが犬ははそう感じる)ので一気に強化されてしまいます。またそんな時に私たちが慌てたり、興奮して犬に対応してしまうとさらにそれは強固になってしまいます。
ですのではじめはできるかぎり遠くから車とすれ違って、自分の犬が反応していないことに対してほめていくことを繰り返します。
UNOはすでにその条件をクリアしているので車が近くを通っても反応しません。むしろそんな時こそ私の顔を見て嬉しそうにします。
横断歩道では車の発進、停止が繰り返されますので興奮したり怖がることも多いですね。また人も集まる場所なので、ざわざわして落ち着きがなくなりやすいです。
そんな時は先頭に立つのではなく、すこし後ろで自分もしゃがんで待っていると良いです。それを繰り返していけば交感神経のコントロールもしやすくなりますし、あわてなくてもいいんだと学習します。
できればあまり人通り車通りのない横断歩道でトライしておくと良いですね。
そして横断歩道を渡る時は、もちろんいそがないことです。基本ヒールウオークかそれに近い状態をキープします。
UNOはまだポジションは教えていないのでアテンションコントロールだけしてアイコンタクトとってゆっくり歩きます。
今日も多くの人と一緒に渡りましたが、先ゆく人について行かずよく集中して渡れました。渡れたらおおいにほめて解放です。
狭い通り道はまだ難しいので時にはだっこします。やはり人が優先の世界ですからじゃまになるようでは社会の一員として不適切です。
子犬といえど狭い道をうろうろしていたら迷惑ですし、通勤で急ぐ人からすれば腹ただしいこともあるでしょう。
ポジションとして自分の前か後ろを歩くことができるようになれば狭いところを大手を振って歩けますね。
アールとビンゴはこの場所ではビンゴ、私、アールで縦列で歩いていました。
駅に来ると、それはそれはすごい人です。
途中で友達のお子さんに会いました。一緒に階段を登りながら改札付近のベンチに行きます。
そこでUNOは10分ほどマンウオッチです。
まだ待つことや伏せることのコマンドは知りませんが、経験と感覚で、こうした場所では動き回らずリラックスしていることを知っているUNOは私の足もとで寝そべっています。気をつけたいのは、その側を走っていく人や、電車がホームを勢いよく通り過ぎていくときの音や振動です。こうした音、振動に慣れていない犬はそれだけで怯えたり興奮してその場にいることができなくなります。あらかじめそういったことをこちらが知っていれば、その前段階でこちらに注目できるようにトリートをあげたりすると緩和できますね。
改札前から階段で反対口に向かいます。こちらのほうが比較的静かですが時々、政治家などがマイクでおしゃべりしています。かなりの音量なのでやはり過剰に反応する子もいるでしょう。
拡声器の音、夏なら祭り太鼓の音、雷、パレードの楽器の音・・・街にはいろんな音があふれています。こうした音に3ヶ月齢までに、おそくとも4ヶ月齢になる前に直接聞かせることで将来において不安なく街をあるけるようになります。
この日も駅前はそんな音であふれていましたが、UNOは笑顔でスルーしていました。
駅の裏側から今度は踏切を渡ります。
ちょうど遮断機がおりていましたので、電車が通り過ぎるのを待ちますが、このときも横断歩道と同様に先頭に立たないことが大切です。
刺激はすこしづつならすことが社会化の鉄則です。
社会化期しいえど、どんと強い刺激を与えて鋭敏になってしまうと、なかなかそれを修復しにくくなります。4ヶ月齢ころにそれを経験すると生涯にわたって苦手になることもあります。6ヶ月齢くらいでそれがあると、過剰反応して攻撃的になることもあります。
ウノは遮断機の音も電車の音も動きもとくに気にせずすごせます。ちょうど止まっていたトラックの中から男性が声をかけてきましたので、ウノを抱き上げて挨拶。男性の笑顔がウノを笑顔にします。日本では育児や犬育てに男性が関わることがすくないので、男性嫌い、男性が怖いという犬も多いですが、こうしてチャンスがあれば積極的に挨拶して触れ合わせてあげるとなれますね。ようは自分の社会化度も試されてしまうのが犬の社会化なのです。
踏切を渡って駐輪場の中を歩き、歩道を歩き、再び駅まで戻り、そこから自宅へと戻ります。
途中、暴走族系の強烈な音のするオートバイが通り過ぎ、そのときはさすがにちょっとフリーズしたウノでしたが、そんな時こそおちついて、笑顔でフォローです。トリートもあげながら、なんてことないよっということを伝えます。
家に戻ったら、簡単に足拭きしてフィニッシュです。
うちは玄関ドアの前にもうひとつ小さな門扉があります。ふたつのドアは安全なため、ウノから入ります。
よく、リーダーを決めるために人が先で犬は後という人がいますが、まったくナンセンスです。
人間の子供が自分より先にドアを出たら序列が崩れる?そんなことありませんよね。
しかし、もしも扉が車道に面しているならば人が先です。
なぜならば犬が先だと危険だからです。
人間の子供の教育も犬の教育も原理は一緒です。安全を守るのが親の役目、楽しいことを教えることが親の仕事、それを共有することが信頼関係につながるのです。
あれもダメ、これもダメ、ちゃんとできたらほめる・・・・それでもいいけれど、世界にはもっといいことがある・・・それをまずは私たちが知るべきですね。
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