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犬の幼稚園「ルーデンス」のとある一日

犬の幼稚園

暖かい日が続きますね。
でも日本海側では大雪でライフラインが寸断されたり、雪による災害が増えているようです。
こうしたことが毎年激しくなっているのは周知の事実ですが、それに向かう未来を担った若者達に私たちは何ができるのか
しっかり考えないといけませんね。
さて、若者といえば、昨日は3ヶ月のボーダーコリーの女の子ステラとルーデンスな一日を過ごしました。
3ヶ月というのは社会化の最終ページに向かう段階です。
それまではスポンジが水を吸い込むようになんでも受け入れられたことが、すこしづつ吸い込みが悪くなってくる。部分的に固くなって吸い込まない・・・つまり拒否し始める頃です。
そうなる前に社会化を促進していくわけです。
えっ、4ヶ月からの散歩じゃ遅いんですか?
はい、遅いです。でもやらないよりはやったほうが遥かに良い結果を残します。ただし方法がすこし異なるので気をつけてほしいところです。
さて、昨日のステラのルーデンスでの一日
朝は、レッスンに来た成犬とチェイスや犬プロレスをやって遊びます。

その後、その子のレッスンのお供。
ヒールウォークでのすれ違いや待つ事を学びます。
s_IMG_3864.jpg
これができるのはアウラの特徴ですが、わずか3ヶ月でもちゃんとできます。
もちろん完璧ではないので、レッスン終了後にすこしヒールポジションの練習
をします。
お昼になって、事務所で私が昼食をとる間は部屋の中でガムをかじりながら静
かに待ちます。
私の昼食が終わると、一緒にじゃれあい遊びでスキンシップをとります。
ステラは始めての一日体験なのでクレートは使いません。
まだ不安がつきまといますからね。
それから屋外レッスン場に出てレトリーブの練習をします。
昨日はお天気がよくて芝生はぽかぽかと暖まり気持ちがいいのでステラと寝転
んでのんびりします。
ステラもわかっているようですこしですがのんびりしてくれます。
写真を撮ったりして過ごします。

その後、車に乗ってお出かけです。
若葉台駅から伸びる緑道を散策します。

はじめは自然の豊かな方向に向かいます。丘の上にのぼりながら
一緒に歩く楽しさや、いろんな刺激になれる時間を作ります。
人に会い犬に会い、いろんな音やにおいをつかんでいきます
・・・・全てはステラにとって必要なものだという理解を深めます。

途中の広場でわたしとひと遊び♪


それから駅側に移動します。自然ではなく人工物の中で同じよう
に経験を積みます。
人ごみ、人工的な音、におい、暗い場所、狭い場所、動くものな
どを受け入れていく大切な時間です。

途中でホームセンターに入ります。カートに乗っていろんな人の
動きを見ます。カートはガタガタとゆれるのでなれていないと怖
がりますが3ヶ月齢なら大丈夫。これがあと1週間おそいと厳しく
なります。

再び車にのって移動です。車の中ではクレートで静かに乗っています。
一度も吠えませんしさわぎません。
この時期からはじめればなんてことはないのです。
パン屋さんのテラスについたら休憩です。のんびりとお茶をしながら過ごします。

レッスン場にパパさんとママさんを待つ間、15分ほど自由に過ごします。
飼い主さんが到着後は今日の出来事と社会化の状況を詳しく説明します。
ノートになんて書きません。そんなことしている無駄な時間があればどこかに出かけますし、飼い主さんもそんなものより具体的に口頭で話を聞いて、質問してというコミュニケーションがあったほうがいいというのが私の考えです。

それから飼い主さんとステラのレッスンを行います。
この日はやっぱりヒールポジションとヒールウォーク、それと待つ事です。
ここには3の倍数レッスンというルーティンがあります。それをお互いが学んでいきます。
レッスンが終わったらルーデンスの一日が終わります。
きっと帰りの車の中でぐっすり寝ていく事でしょう。
その眠りの中で今日経験したこと、学んだ事がちゃんと脳の中にストックされていくのです。
と、これがアウラの幼稚園「ルーデンスクラス」の一日です

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