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記憶から

台風どこいったってくらい静かな朝です。これから関東平野も雨のようですが・・・蒸し暑いっ
さて、昨日は臨時のお休みとなり、iPadにスタイラスペンで絵を描いたり、ぼやっとしたり、昼寝したりウノと散歩したりと、ごくごく普通のなにもしない休日を過ごしました。
なにもしない・・・こういう時間もとっても大切ですよね。

私たちはいつも何かを求め急ぎすぎているように思います。
オリンピックもワクチンもなにもかもがいそげばいい、はやければいい、やればいい、でればいい・・・・本当にそうなのでしょうかね?
私は子供の頃、父親に連れられていろいろな海外に出かけました。
かわった父親だったので、あまり観光めいたことはせずの旅が多かったですが
そこでみた人々の暮らしには、急がない時間があったように思います。
そして暮らしには、風がはこんでくるにおいやありのままの色がありました。
いろんなことがいまでもすごく鮮明に覚えているのですが、その中であぁ日本人って・・・と思えた出来事があります。
それは飛行機が空港に到着した時のことです。
シートベルト着用サインが消えたと同時にシートベルトをガチャガチャと外して立ち上がり荷物をだしている多くの日本人たちをみて
ヨーロッパ人のおじさんが
流暢な日本語で
「はいみんな、まだ飛行機は動いているよ、そんなに急いだって外になんか出れないよ」とニコニコしながら言ったのです。
それでも通路に並んで数珠つなぎになっている日本人たち・・・
対して外国の人たちは席について会話をしたり窓の外をながめたり、中にはまだ寝ている人もいた
父親は私に苦笑いで答えてくれた。旅慣れている父親の姿にすこし誇らしさも感じた。
この時の光景がすごく鮮明に記憶されている。
それ以来、私は大人になってからもCAさんの準備が整ったアナウンスがあるまで席でまったりするようになりました。
おなじようなことは日常の中にもたくさんあります。
私はレッスンでよくいいます
「ていねいに、ゆっくりと」でも「はっきりと、力強く」
飛行機が飛び立つ時、最大限のパワーを使うように、力強く伝える
しかし、上空にあがり巡航速度になった時はそのエネルギーはぐっと抑えられて心地よい
ランディングするときはエネルギーを丁寧に絞りながらおだやかに着地する・・・・
そんなふうに犬たちに伝えられたとすればなんて素敵なことでしょうか?
enjoy!
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