dogdanceworldchampionship
3年連続となったFCIドッグダンシングワールドチャンピオンシップボローニャ
2026年5月4日から7日にイタリアのボローニャで開催されたドッグダンス世界大会に参加してきました。
世界大会参加はクラフツを含めて4回目となります。
と言っても、ウノとドッグダンスの競技に出て3年目、まだまだ実力が追いついていないところです。
特に今回は新しいルーティンを未完成のままで出場したため過去一低い結果となりました。
しかしながら、その結果には誇りを持ってウノを讃えたいと思いました。
ここでは個人的に感じたことや経験した事を記したいと思います。

ウノは最高
私のパートナーはボーダーコリーのウノです。ウノは2018年6月22日うまれですからドッグダンス世界大会の時は7歳でした。
ドッグダンスを始めたのが5歳ですので遅めのスタートですね。これはコロナ禍の影響なのですが、もっと早く始めていればもっと良い結果が得られたのにと思う反面、これでよかったと思うところもあります。
日本でもドッグダンスをやっている人達の犬はパピーの時からドッグダンスのトレーニングを始めています。当然ですがその方が結果も得られます。またワーキングタイプの犬を選ぶ事も多いですね。
これは当然のことですし大切なことです。
一方でウノはボーダーコリーですが家庭的なおっとりした性格です。
トレーニング性能や運動性能でみればあまり高くはありません。
世界的に見てもこれは常識的に考えてあまり好ましくはありません。
世界の頂点で活躍している犬達はワーキングタイプの犬が大半を占めていますし、血統もつながっていたりします。
もちろん子犬の頃からドッグダンスのトレーニングをしています。

ドッグダンスだけではないのが世界の基準
一方で、海外のトップスターの犬達の多くはドッグダンス以外のことにも多くの時間と経験をさせています。
それが何を示すのか?というと、実はドッグダンスの競技会で大きな意味を持つのです。
彼女達犬達にたくさんの愛情と社会的な経験も注ぎます。その結果、騒がし環境や、犬がたくさんいる中でもその犬のパフォーマンスを出すことができます。
例えば今回のボローニャ大会の会場では、メインステージの横にサブリングがありその周りはフリースペース、そのフリースペースを使ってみなさん練習をしています。
もちろんその周辺を人も犬も歩いています。でも練習する方の犬もその近くを通る犬も全く気にしません。というか、それが普通であるかのようにやっています。
私とウノもそれに感化されて同じように練習をしてみました。
この感覚は日本のドッグダンスの競技会では絶対に絶対がつくくらいありません。
日本では大半の犬がトイレ以外はクレートに入れっぱなしです。
もちろん犬を出して練習をする人もほとんどいません。それどころか、そんな事をしたら運営側から注意されます。とても神経を使います。
どうしてこんなに違うのかと思うのですが、やはりこれは運営側の問題と参加する側の「知らない」という両側面だと思います。
4回の世界大会を経験している日本人は私しかいません。やはりこの経験をより多くの人達に伝えることが大切だと思います。ただ、主催者側ではないので、これが実現する事はとても難しいとも思います。
技術や難易度ではなく
世界大会に参加を続けていると、西田とウノというカラーを覚えてもらえます。それは結果ではなく色です。つまりオリジナルです。それは時にトリックや衣装などでもありますが、それは一部であって、何をどれだけ入れたかではなく、色なのです。
それがどの人と犬にもあって、みていても飽きないどころか、ワンマンショーを連続してみているような感覚になります。
残念ながらこれは日本では感じません。
どれをみても衣装と音楽が違うだけで同じに感じます。
大阪JKC大会の時の海外ジャッジがコメントで「みなさんはある数人のトレーナーからレッスンを受けているのでしょうか?」「多くの方が同じようなことをしています、、、、」と言われました。
このことに気づいたジャッジもすごいですが、このことに鈍感、危機意識を持たない日本人はもっとすごいです。私は以前からそれを踏まえてレッスンをしてきたのですが、まるでそれはおかしな事というか、それでは得点にならないとか、そういう捉え方しかされませんでした。まぁそれはその通りなのでしょうが、何もルールブックで演技しているわけじゃないのですからルール違反にならないならやりたい事、表現したい事を優先するべきだと思います。
そしてそれがその人と犬のダンスの色になれば良いのです。
実際のところ海外のトップスター達はそうやって色を出している事が多いです。
そして技術力も高いのです。さらに社会的な経験や力も備わっている犬達、、、血統もすごい、、、そしてヨーロッパ大陸を移動して国を超えて大きな大会を転戦する事ができる、、、、もう何もかもが違いすぎて笑うしかありません。
ウノのスキップ
そんな中で私とウノは世界のスター達からリスペクトを受けている。
同様にそれぞれの国のサポートしている人達やチームリーダー達もリスペクトしてくれる。
全ては始めて参加したハンガリー大会から始まったのですが、その中でもウノのスキップは色として定着しています。
また女性ばかりの大会に男性がたった一人で出ている事も色として定着してきました。
ウノという色、西田という色、スキップという色、演技がストーリー的でとても短い映画を観ているような演技などが相まってできる色が世界大会というパレットにある色々な色の中に入れてもらったように思います。
意識が低い自分を高める
そんな中で今回の私の演技はとても良いとは言えないものでした。
どこかで何回も言っていますが、全くの未完成、10月のクラフツ選考大会までになんとかできれば良いくらいの感覚で出てしまった世界大会、、、、そんなことで出ている人はいませんし、それで出てしまった自分は自分でも違うと思います。
それしか出来なかったのではなく、もっとできるところまで持っていくべきだったと反省しています。だからといって羊のショーンをやるつもりもなかったのですが、、、つまり何もかもが足りないままの世界大会だったという事です。
でもこれが終わりではありません。この無細工な自分を世界に披露してしまったのですから落とし所はここではない事を証明する事が必要です。もう10月とは言いません。多分年単位で時間が必要です。
もうすごくスッキリしました。焦りもなく、今まで以上に楽しみですし、楽しくやれます。色を覚えてもらってその色をもっと使ってもらいたいという欲もあったのかもしれませんが、今は色を使いやすくする事が一番かなって思っています。
ちょっと長くなりましたが、まずは自分の覚書として記しました。