1. HOME
  2. ブログ
  3. ウイルスについて

ウイルスについて

暑いですねぇ
ついていくのが大変ですが、無理はせずに自分たちのペースでまいりましょう。
私はおやすみですが今日からラブラドールのきなこちゃんがお泊りです。
ワクチン接種後の副反応に備えてのお泊まり
なかなか良い選択ですね。
私はコロナパンデミックになってからウイルスと人間の歴史について色々調べ続けています。
とても興味深くてやめられないくらいです。たくさんの文献を目にしましたが結論には至りません。
ただいえるのはこの宇宙、地球上にはじめに存在したのは人類ではなくてウイルスであるということ。
私たちはウイルスの星に間借りさせてもらっている立場だということを認識せねばなりません。
ウイルスに勝とうとか共存するとか上から目線ではどうにもこうにもなのです・・・・まぁずっと前から言い続けていますが・・・

ここにひとつの研究データがあります。

新型コロナウイルスに感染した場合、発症10日目くらいにはウイルスに対する抗体が検出され、抗体価は発症20日目くらいにピークに達しました。
抗体価は時間と共に低下しますが、その低下速度は一定ではなく徐々に緩やかになっており、発症から3~6か月後でも抗体は維持されていました。
重症者の最高抗体価は軽症者に比べ高い傾向にありましたが、時間の経過と共に重症者と軽症者の抗体価の差は小さくなりました。

東京大学医科学研究所感染・免疫部門ウイルス感染分野の河岡義裕教授らのグループと共同研究グループが解析し明らかにしたものです。2021年2月12日までに、英国医学誌ランセットが発行するオープンアクセス臨床誌「EClinicalMedicine」(オンライン版)に掲載されました。
発症から3~6か月後もとありますが、それは6ヶ月までしか追跡調査を行なっていないからです。

一方でワクチン接種後の抗体価の持続性はよくわかっていません。
さらに過去にコロナに感染し、その後ワクチン接種を受けた場合、ワクチン効果が数年から生涯にわたり続く可能性があるという報告もあると日本経済新聞の記事はある。ただその根拠はよくわかりません。

しかしながら自然感染とワクチンによる感染の両輪で抗体を作るというのはある意味で理想的で理にかなっている。
残念なのはそれをワクチネーションとして自分の都合でスケジュールできないこと。
いつ感染するかわからないし、ワクチンも次にいつ接種できるか、すべきかわからない。
私としてはワクチン接種から次のワクチン接種までの隙間、イミュニティギャップ(免疫の隙間)の間が無防備になるのでそこで感染するのではと考えている。
こちらは犬用のワクチンで言われているところからイミュニティギャップの説明です。

つまりワクチンを接種しても次の接種までの間に抗体値は下がりきってしまえば接種していないに等しいわけで、そこで自然に感染すればより強固な抗体ができあがると個人的には考えています。
近場で言えば季節性のインフルのワクチンと感染の関係がそれに似ているし、季節性のインフルもようはウイルスであって変異株がいろいろあるわけで、どれを接種すればいいか毎年違ってきたりするので接種するワクチンによっては的外れで効果がすくないばあいもありますね。ワクチン接種したのに感染しちゃった・・・よく聞きますあれです。

で、私は今回のメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンであるファィザーやモデルナは新しいタイプのワクチンなので色々見えない点が多くて怖いと思う反面、これまでのワクチンのように危険なアジュバンドを使わなくて済むことは大きな利点です。
アジュバントはワクチンの結合を高める作用がありますが使われるもの自体が危険な場合もあり過去には大きな問題になりました。
犬のワクチンに関してはいまだに未解決だったりもします。
※ワクチンを接種後3ヶ月~2年以内に線維肉腫と呼ばれる悪性腫瘍が生じることがあります。それがアジュバント入りの不活化ワクチンで特に発生しやすいのではないかといわれています。
話がちょっとそれてしまいましたが
各国の対応で興味深いのがスウェーデンです。
スウェーデンで、経済・社会活動の再開が着実に進んでいる。新型コロナウイルス感染症をめぐり、同国では一貫して強力なロックダウン措置を導入せず(2020年5月7日、2021年5月18日記事参照)、マスク着用も個人の判断に任せるなど、周辺国に比べ緩やかな対策を継続してきた・・・・8月20日時点のスウェーデンの新型コロナワクチン接種完了者の割合(人口比、2回接種が必要なワクチンは2回接種)は51.1%と、半数を超えた。公衆衛生局は、既にワクチンの接種対象年齢を16歳以上に引き下げ、若年層に拡大。さらに、2022年には大部分の国民に3回目のワクチン(ブースター)接種を行う可能性を8月3日に示唆外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますしており、早ければ今秋にも高齢者などリスクグループに属する住民に3回目の接種を行う考えだ。

しかしコロナのはじめはスウェーデンの対策は違っていました。
スウェーデンは、世界各国が行っているロックダウンや、日本がこれまで行ってきている緊急事態宣言等による外出の規制をかけて人との接触を避けさせ、感染拡大を防ごうとした考え方とは真逆で、今まで通りの生活を継続していく中で集団感染をおこし、集団免疫を獲得していこうという考え方でした。ところがそれによって医療現場がパンクしてしまい、ワクチン接種を急速にすすめました。
しかしながら考え方の基本は以前のままです。
つまり集団免疫とワクチンにより免疫獲得の両輪で動き、経済もストップさせないというものです。
賛否両論、批判もあり痛みもありはしますが、世界の中で一歩抜き出ているのが現状です。

また、インドは急速におさまりつつある
これは集団感染がピークになったことを意味しています。
インドもスウェーデン同様に両手ぶらり作戦であったことから医療現場はパンクしてロックダウンに踏み切りました。現在はそれも徐々に解除されて経済活動が大きく動き出しています。
集団感染については
インド政府の専門家会議のメンバー、アミット医師(インド政府 専門家会議メンバー アミット・ダット医師)は「インド全体の抗体保有率が70%という結果がでました。インドが“集団免疫”を獲得したことを意味します。(感染者の激減は)これが一つの理由になっているでしょう。」
実は、インド政府が6月と7月に行った調査によると、主要な8州で70%以上の人に抗体が確認されたことが分かったのです。人口13億人を元に単純計算すると9億人がすでに抗体を持っていることになり、「集団免疫」によって感染者数が激減した可能性があるのだといいます。
しかしながら周知の通りインドではこれまでに40万人が亡くなったと報告されています。
実際、アメリカの研究機関は、インドのコロナウイルスによる死者は公式発表のおよそ10倍にあたる340万人から490万人に及ぶ可能性が高いと発表しています。

スウェーデンとインドはよく似たパターンですが、違うのはタイミングと順番でした。
集団免疫だけではダメで、ワクチンとの両輪が大事でそのタイミングとバランス感覚が大切ということなのだと私は個人的に考察しています。

enjoy!
にほんブログ村 犬ブログ ボーダーコリーへ
にほんブログ村

関連記事