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人の心に咲くUNO

曇り空スタートですね。
今朝もちょっと早起きして駅前散歩です。
途中、花壇の片隅に腰を下ろして目線を落として身動きせずいる老人の前でUNOが立ち止まります。
老人はUNOに気づくと、顔をあげ、途端に顔が明るくなります。
私はすっとリードをゆるめて老人の元にUNOを送り出します。
UNOは老人の足の間に顔をうずめます。
老人は両手でUNOの顔を撫でます。
「ありがとうねぇ、癒されるよ」
老人の日常や体調は私には知る由もありませんが、UNOにはわかるのです。
なんだかもう朝から感動でUNOに泣かされます。
駅ではもう名前も覚えられているので子供達はUNO君おはようと声をかけられたり触ったり抱きしめたり手をふったりしていきます。
今日は中年男性も触っていきました。
こんな時、私は思います。
養老施設や養護施設、学校などに出向いて芸を見せることも訪問活動として素晴らしい効果があるのかもしれません。
客寄せパンダで犬の教育機関がそれを売りにしているのは本末転倒ですが、そうでなければ社会活動として否定するものはみあたりません。
ただ、人のエゴや自分の感情や願望を満たすために犬をそうした扱いにするのは、時に犬に大きなストレスを与えることもあることを知っておかなくてはなりません。
どんな犬でもそれに適しているかというとそうではないということ。
そうしたところに連れて行くには必要以上にシャンプーしたり、必要以上に待機したり拘束されます。
犬が好んでそうしていると思っているのであれば、それは犬にまず聞いてからにすべきかもしれません。
私は訪問活動はしませんが、人の心と触れ合うことは日常の中でいくらでもできます。
1週間に1回、1ヶ月に1回訪問活動にいって不特定多数の人たちの中でなんとなく触れ合うことはできませんが、毎日のようにこうして特定の人に対して深く寄り添って行く。そしてその特定を増やして行く。そんな、「活動」とは言えないけれど、ごく普通の人と犬が満たせる何かがあるのではと思っています。
そもそもが私はUNOのためにこうして触れ合う時間を作っているのであって、とりたてて綺麗にして行くわけでもなく、何時から何時までそこにいなければいけないとか、そんなことは一切ありません。すべては向こうから近づいてくることにアクセプトしているだけです。
それによってUNOは相手に応じて接し方を変えられる社会性を身に付けることができます。
相手にとっても一日の始まりや終わりにひと時の安らぎや喜び、癒しを持てるのであれば私たちはそれで十分なのです。
「はい、準備できました、これからワンちゃんがみなさんのところに行きますので触ってくださいね・・・」
ではなく
「UNOくんおはようっ!いってきま〜す!」
それでいいのです。
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