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理性的に育てるからこそ、やんちゃでおてんばで賢く育つ

気持ちのいい朝ですね。
怒涛の週末を終えてちょっとのんびりスタートです。
UNOも今日は休息日かな。のんびりまいりましょうね。
さてそんなUNOくん、明日で7ヶ月齢、体重は17.4キロになりました。
1ヶ月に1.5から2キロほど増えています。体重の増加はすこしづつ減っていき8〜12ヶ月ほどでとまり、成犬のサイズになります。
UNOはおそらく20〜22キロになるのだと予想できます。ビンゴが若い頃と大体同じです。そうして体が成長しきったら、今度は不要な脂肪を減らしていき、より精悍なスタイルにしていきます。
19キロほどが最終的な理想体重と考えています。これもまたビンゴと同じです。
食事の質量もその時期には今より少なくなります。
えっ、体重が増えるのにごはんが少なくなるの?とびっくりされそうですが、代謝が変わるのでそれでちょうどよいのです。手作りの場合はそんなハンドリングができるし楽しいのです。
代謝といえば、思春期のUNOくん、昨日はじめて足をあげておしっこをしました。同世代のサラちゃんのレッスンの時に、匂いに誘われてか、自分でもびっくりしたような顔して足をあげていました。グループレッスンではドゥードゥルのティノくんにマウンティングしようと追いかけたり、おしっこをなめたりします。性格がやさしいので執拗にはしませんし、ハンドリングできるのでやめさせることはできますが、いよいよきたなって感じです。ここから1歳になるまで悩ましくも楽しい時間がはじまります。
神経系の成長は今が頂点、つまり社会的な成熟はここまでです。リンパ系の体の機能を保持する成長も今がほぼ頂点です。つまり精神的にも身体的にも基本的には成犬に近い状態になっています。
この先は自己欲求に沿った自然な行動が優先される生殖系の発育期です。今までの経験をもとにより広い社会に出ようとします。そして通常なら繁殖相手をみつけて子孫を残そうという行動に出ます。人間社会で自然に生きるためにはその時期には去勢避妊をしますのでその欲求は満たされません。中には自分の犬の子供が欲しいという自己満足で繁殖をされる方もいらっしゃいますが、残念ながら犬のほうはその先も毎年毎年その欲求はやってきますし、オスは年がら年中その気持ちで行動しますので、その欲求を満たしてあげない限り、ストレスをためながら生きていかなくてはなりません。そのストレスをトレーニングやスポーツなどの別の欲求で満たせるならそれも幸せでしょうが、なんにも満たさず、ただ繁殖だけさせるのではちょっと・・・・やはり人間ですから理性を持って育ててあげたいところですね。
理性といえば、先日こんな電話がありました。
かいつまんで記すと、
男性「フリスビー教えて欲しいんですけど」
私「もちろん可能ですが、今のあなたと犬の関係をみないと即答できませんのでカウンセリングが必要です」
男性「6ヶ月まで服従訓練をしました」
私「それは訓練士について一緒にされたのですか」
男性「いいえ、ビデオを見て、自分でやりました」
私「で、どうなりました」
男性「近所ではこんなおとなしい犬みたことないといわれるくらいになりました。犬はジャックラッセルテリアです。」
私「では呼べば戻ってくるのであれば持来もできるでしょう」
男性「できるのですが、ものすごく遅いです」
私「やる気がない?」
男性「怖がって、何をするにはおどおどしながらやります」
私「私の犬もどこにいってもおとなしくてひとなっこくてかわいいと言われます」
私「でも、私とトレーニングしたりフリスビーをするときはとても意欲的で楽しくやります」
男性「えっ、そんなことできるんですか」
私「はい、私は犬を服従させたことがないし、うちの生徒さんたちもそうはしませんが、どの人も犬も毎日楽しく過ごしていますし、いろんなことにチャレンジしています」
しばらく犬という動物の間違った捉え方でトレーニングをすると犬を潰してしまうという話をします。
男性「今、トラック運転中なのでまた電話します」
私「はい、どうぞ〜」
もう電話がかかってくることがないのを私は知っています。
時々あるのです、理性を失って犬を潰してしまう人と方法。
なぜはじめから服従させておとなしくさせようとするのか?
犬は狼でも猛獣でもないし、私たちはサーカスの猛獣使いでもハンターでもないのです。
ちょっと考えればその方法がどれほど残忍で非人間的であるかわかることなのに・・・・まだまだはびこる虐待・・・悪徳商法のようなトレーニングがバラエティー番組の看板しょっていますね。
さあ、今日も幸せな時間を犬と共有しましょう。人間の子供の犬もちょっとくらいおてんば、やんちゃでないと楽しくないですね。
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