1. HOME
  2. ブログ
  3. 皮膚のトラブル 〈フケ〉

皮膚のトラブル 〈フケ〉

皮膚のトラブルの原因は?

今日もいいお天気ですね〜
きもちいい反面、空気がすごく乾燥しているのがわかります。
車の窓なんてほこりだらけ。そのままワイパー動かすとほこりの線ができそうです。
こんな日が続くと黒い犬達はふけが白く粉ふきますし、白い犬は足下がグレーになります。
さて、その犬のふけですが、この時期は乾燥からくるものが多いのでとくに心配はありません。
色の濃い犬はわかりやすいですが、薄いこは表面だけではわかりにくいので、毛をかき分けて皮膚のまわりが粉をふいていないかチェックしてみるといいですね。
乾燥してふけが多いからといって人間のように保湿クリームをぬりこむようなことはしないでくださいね。
ふけっぽい場合はしっかりしぼったタオルでやさしく拭いてあげれば大丈夫です。
また、子犬の頃は代謝がはやいのでふけっぽくなることもよくあります。
そもそも、ふけは皮膚の代謝による老廃物ですから健康であればそれなりに出ているのですが細かいので目につかないだけです。
普段からブラッシングを心がけ、毛の中にたまったゴミや不要にふけを取り除いてあげればそんなにきにすることはありません。
きにするあまり、シャンプーを繰り返すのは好ましくありません。シャンプーを繰り返しすぎると必要以上に皮膚の角質がはがれたり、シャンプー剤が残ったままになると、そこから細菌が繁殖して皮膚炎になることがあります。
皮膚炎になるとふけもでやすくなるばかりか、かゆがるため搔き壊す等の皮膚トラブルに発展しやすくなります。
シャンプーは月に1度で十分ですが、汚れが酷いときは、シャンプーしたくなりますので、その時はしっかり洗い流す事と、しっかり吹き上げる事が大切です。
長毛のこは時間もかかるし、うまくできないこともあるでしょうからプロにまかせるほうが良い時もありますね。

また、シャンプーや乾燥以外でもふけはでることがあります。
その場合は細菌やダニの繁殖からくるもの、ストレス、食事と多角的に原因を追求する必要があります。
獣医さんで診断を仰ぐのもひとつですが、多くの場合はかゆみや皮膚のはれ、脱毛、耳の中や舌の状態、肛門の状態、行動の異常などを伴うので観察していれば気づきます。
もの言わぬ犬ですから犬のそうした行動や表面上の観察は大切ですね。
もし皮膚の病気かな?とおもったら頼れる獣医さんに速攻でいってください。
ただ、問診も適当で、血液検査や皮膚のチェックだけで処方食や薬をさっくり出すような獣医なら他を当たった方が良いです。
もしかしたら皮膚だけでなく、他も問題を生じている可能性もあるからです。
皮膚や毛というのは外界と体の中を隔てているバリアのようなものですから、そこに症状がでているということは体の中からのS0Sの場合もあるからです。
もう一歩進んで問診してくれる獣医さんだとそのシグナルをすばやくキャッチしてくれるかもしれません。
これが西洋医学だとなかなかつかめないのですが東洋医学、漢方などを扱っている獣医さんだと見つけてくれる事があります。もし皮膚炎やふけ症がなかなか改善できないときはそうした獣医さんをあたってみるのもいいかもしれませんね。
成犬でふけ症が乾燥時期だけでなく一年を通して長く続くときや、シャンプー後だけでない場合はもっと自分の犬を観察する意識と行動、そして放置せずしっかりチェックしてもらうことも必要です。
犬の皮膚トラブルお気をつけ下さいね

関連記事