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オビィーディエンス

ちょっと曇り空からのスタートですね。
ひさしぶりの雲の活躍です。
さて、昨日もたくさんの犬達で賑わったアウラです。いつもありがとうございます。
パピーパーティーでは9頭の子犬たちがそれぞれの社会化を楽しみました。
月に1度か2度のパーティーですので、ひさしぶりにみる子はびっくりするほど大きくなり、犬の成長のはやさに驚きます。
そういうUNOも同時スタートした子たちのなかで頭ひとつ大きくて、これで4ヶ月?と自分でも思ってしまいます。
体重も11.4kgになり体も縦横に伸びてきました。
やたらとしっぽが長かったり頭でっかちだったりと、なんともアンバランスな感じは拡大中です。
顔つきはあいかわらずぽやっとしていて、目力弱めで不思議ちゃん度は変わりません。
以前はこのまったり感に一抹の不安もあったりもしましたが、スイッチの入り切りができるようになって付き合い方がわかってきたら、
むしろこの感じがたまらなく愛おしい。
このままでいいよって思える私です。
昨日のパーティーでもUNOはデモをやりました。子犬の前で子犬がデモをやるというのもおかしなものですが、なんとかかんとかやることができました。
日々のパートナーとしてだけでなく仕事のパートナーとしても成長しています。
ファンマッチが終わったらぼちぼちとオビィーディエンス(アウラでは協調訓練であり服従はさせない)を始めようと思っています。
そして来年は8ヶ月齢をすぎたらJKCの訓練競技会や試験を受けようと思っています。
競技や試験はある一定のルールと型があります。これには良し悪しがあって、そればかりやっていると訓練バカ(ごめんなさい)になってしまい応用性のない犬の思考が定着してしまいます。試験や競技ではよい成績をとれても社会性や応用性が不足していると一般社会でうまく過ごせなくなります。
形にはめるということには人と犬のリズムを作ったり意思疎通の基盤をみつけることはできますが、それは訓練士がやるものではなく自分自身でやらなくては意味がありません。訓練士のいうことはよく聞いても・・・・訓練所では・・・競技会ではいい子なんだけど・・・・6ヶ月も預けたのに・・・・という話はちょっと考えれば当然であることはすぐわかります。
故に私は犬を預かって訓練をすることはしませんが、それでもレッスンですこし触れると私にぐっと引き寄せられてしまいむしろレッスンの邪魔をしてしまう私になりかねません。昨日も柴犬のももくんの散歩レッスンがまさにそうでした。
ももくんも私が大好きなので生徒さんと歩いているはずがいつの間にか私と歩いていたり、生徒さんがリコールしたのに私のところに戻ってきたりと、かわいらしく微笑ましいけれど悩ましさもあります。
とはいえ、なにかしら見本をみせなければならないので仕方がないといえばそうなのですが・・・・
今日も朝一はトノとの散歩レッスンです。初なのでどうしても私がリードを持つことになります。
きっとトノは私と犬が変わったようにすばらしく楽しく歩いてくれるのでしょう。生徒さんの驚く姿が目に浮かびます。
でも、私の仕事は、この喜びを伝えることだけでなくできるようにしていくことですから、そこがまだまだ自分の技量の足りなさなのだと感じます。

強制訓練ならいとも簡単に(人が体罰を体罰と感じなければ)それができるのですが、私の考え方ではそんなに簡単ではないかもしれません。
愛情をどう表現し犬に伝えるか・・・・黙っていたり命令していては伝わりません。ただ猫っかわいがりでは永遠に見つけられないでしょう。
リードで引き締めて気合を入れることは犬の心にある一定の蓋をして出口をまとめることはできるかもしれませんが、広い世界で犬と関わることは難しいでしょう。
飴と鞭という考え方がまだまだ日本でははびこっていて不幸な犬(私の個人的な主観)が多いのが実情でしょう。
それしかできない、それしか知らない、それで成果をあげとしまうとそれが正しいと感じてしまう。
鞭でうつことも愛情ととらえてしまう。犬もそこで応えようとするようになるし、そこから犬が逃れることは不可能だ・・・だからやるしかない。
結果が簡単にででてしまう。
人は有頂天になる・・・犬が私の言うことに従っている。序列ができている。私は強い・・・・なんていうことだろう・・・・
鞭の打ち方がうまくなると犬に最小限の負担しかかけないから大丈夫というならば、
あるいは叱ることは愛情だというならばどうかサーカスに修行にいってまずはライオンと対峙してその意思疎通をやってみてはいかがだろうか?
人間のスポーツ界でもそれがいかに人間形成、社会での生き方に大きなダメージを与えているかを知らない人がまだまだ多いのならば、まずはテレビでも見ていただければありがたい。
私は犬を服従させない。むしろ犬の言葉に耳をかたむけたいと思っている。
UNOくん、君の言葉を聞かせて!
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