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現実を正しく理解する

なにやらどんより曇り空ですね。
晴れるのかな?
昨日もたくさんの犬たちで賑わったアウラでした。
パピーパーティーも7組の参加で楽しい時間となりました。
社会化の大切さやその後の社会との接点をいかに持つか・・・日本ではそれが一番難しいように感じる今日この頃です。
すくなくともアウラではそうしたこととは無縁でありたいと思っています。
さて、海外に引っ越される方のレッスンがありました。
人も犬も多くの間違いを背負い過ごしてきました。それを少ない時間でなんとかしようという難易度の高いレッスンです。
さらにレッスンは月に2回しか来れない状況ですからさらに難易度は上がっています。
昨日はクレートトレーニングでした。
飛行機に乗せるためには通らずにはおけないクレート待機です。
ところがこの子はクレートは子犬期にすこし使っただけ。
その後あるトレーナーからクレートに入れて騒いだらクレートを叩いて脅せというレッスンを受けて、それ以来クレート恐怖症、しかも社会化不足でストレス満載の生活をおくってきました。
はたしてどれくらいクレートがだめなのか?こればかりは試してみないとわかりません。
そこで昨日はそのクレートを持ってきていただきました。(本当はまったく新しいものを購入してほしかったのですが・・・)
その子はそのクレートを一瞬見た途端、レッスン場の角に一目散、壁に顔を向けたままフリーズしてしまいました。
もう立派な成犬なのにです・・・
私にとってとてもショックで悲しい光景です。
この子をここまで追い詰めてしまったアホトレーナー、そして飼い主さんが社会化を適切にできなかったこと・・・もう後戻りはできないのです。
この大きなストレスをどうとりのぞいていくか、脱感作する時間もありません。それこそ一瞬私自身がフリーズしてしまうくらいです。
こんな状態でクレートに詰め込んで10数時間のフライトに耐えれるか?
考えただけで心が苦しくなります。
もしかするとこうした子は私が預かったほうがいいのかもしれない、そして1年2年とゆっくり時間をかけて様々なストレスを取り除いてあげるべきかもしれない。
犬に対する攻撃性も弱さからくるものですし、それらもウノが教えてくれるでしょう。
この子にとって海外に行くことが本当に幸せなのか・・・・考えているうちに実は私、涙がこぼれました。
なんとかしてあげたい、それは私の余計なお節介かもしれない・・・こればかりはクライアントである飼い主さん自身の意識と行動に依存するのです。
できれば週に2回はきて欲しい・・・
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